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前回までのあらすじ

 時間配分を考えずに気ままに走っていた一行。水出しコーヒーに到達した時点で時刻は既に15時に。弓立山を登ってから醤遊王国と加藤牧場に行くには厳しい時間になってしまいました。


_5L6u6zrもういっそのこと登れるところ全部登ってボロボロになるまで走るバカライドにしませんか

Hvai-uJE乗った。埼玉のラルプデュエズ行って弓立山登って大クス登りましょう。

5ZgP3cKbえ〜じゃあ一度行ったことある人が道案内するしかないじゃないですかやだ〜みんな死んじゃいますよ〜(^ω^)


 2人が行きたがってる埼玉のラルプデュエズ(根性坂)ですが、私れーやんにとってはトミィさん主催の「しおいんDEATHライド」で1度倒した相手であります。ご一緒した「へるはうんど先生」「ぼんちゃんさん」が既にレポートしているので詳細はそちらに任せるとして、簡単に言うとキルゾーンです。子ノ権現以上風張林道未満だそうです。

 気になる坂スペックは長さ1.3km平均斜度15%over、都民の森を颯爽とTTするクライマーですら足を着いてしまうほどだとか。まあ1度倒して難易度は分かってるしまあいいか~と思い、渋々ふたりをスタート地点に連れて行こうと先頭で引き始めるのですが・・・


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5ZgP3cKbごめん!脳が「脚力を貯めろ!」と全身に信号を送ってて脚が回らない!平地なのに!トトロが見てるのに!


 ロードバイクは極めてメンタルが影響するスポーツで、脳が反射的にパワーを制限してしまう事があります。私の場合、力尽きての足つきと落車が異常なまでに嫌なので、ヤバイ時は「この強度以上で走ったら死ぬ」という信号を全筋肉に送るのです、便利なもんです。

 この機能は風張林道のようなバカみたいな所では効果を発揮しますが、奥武蔵グリーンラインではヒルクラわんこそば状態に脳がついていけず完全にセーブモードに移行、たいした斜度でもないのに恐ろしく脚が回らずに大迷惑な亀走行を強いられる諸刃の剣といえます。

 今回の根性坂は入り口に至る平地ですらセーブモード信号が放たれていますが、風張林道ほど酷くなく距離が短いのでまだ楽観的です。


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 ついにZが姿を現しました。私は非常に紳士的なヒルクライマー(激遅)なのでゴム板の場所、斜度構成など記憶に残っている情報を初登坂の2人に説明します。途中から道幅がかなり狭くなるので万が一に備えて、脚を着いた人は後続の進路を塞がないように気をつけるなど事前に確認をします。やる気満々の2人の後ろで私には2度目の登坂を前にひとつの疑問が脳裏に浮かびます。

5ZgP3cKb「ここって本当に子ノ権現よりキツかったのかな?」


 登る順番は、まりおさん→kskさん→私の順番。気持ち少し間隔を開けながら全員インナーローで登り始めます。というかインナーロー以外の選択肢を選ぶ人は多分翼人族かなんかだと思う。


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埼玉のラルプデュエズですが注意すべき点は3つです。


【道を横切るゴム板がある】

 開けた区間でヘアピンを右→左→右と抜けると、道路に対して斜めにゴム板が直立して横切っています。 恐らく雨が降った時に何らかの効果があるのでしょう、普段お目にかかる機会は滅多に無いはずです。

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こいつイメージ的にはこんなんです。
※写真は別の場所のものです。

 このゴム板の攻略法は、ゴム板に対してできるだけ直角に侵入して乗り越えるか(上手く乗るとゴム板が曲がって潰されるので)、体幹に自信がある人は右側にある砂利区間を通ってゴム板を避ける方法があります。絶対体幹主義れーやんは当然砂利を通ります(ゴム板怖いもん)。


【 2箇所の洗濯板区間が 恐らく25%近く】

 凶悪な25%近い激坂。一瞬ならまだしもココでは意外に長く、子ノ権現の最終ストレートを少し伸ばした感じ。しかもそれが2箇所あります。ただその2箇所をつなぐ区間は斜度が緩むので、ずっとつらい風張林道よりはまだマシな感はありますが、瞬間斜度はこちらが勝っているでしょう。 舗装が洗濯板になっている所がきついところなので、前もって身構えることができるのは精神的に楽です。


【路面にゴミが多くて蛇行しにくい】

 ネットで何かとキツイと騒がれる理由はこれなのかもしれません。子ノ権現や東都飯能カントリー倶楽部の激坂(苦労坂)は道幅が比較的広く路面にゴミが少ないので最悪蛇行で乗り切ることができます。ですがココの洗濯板区間は道幅が一車線しかないうえ、道の中央に杉の葉のようなゴミが積み重なっているのです。斜度が激烈なので蛇行して乗ってしまうと後輪が滑って即落車になりかねません。


konjou

 最後尾からスタートした私は、まりおさんとkskさんの背中を追いながら、少しずつ離されていきます(爆)。ゴム板に差し掛かるヘアピン前で既に2人の姿は見えず、結局孤独の激坂グルメ状態になり必死にペダルを回しながら進みます。


??:ぎゃーーーーーー!!!

 ちょうどゴム板を避けて洗濯板区間に突入したところで前から悲鳴が聞こえてハッと意識が戻ります。まりおさんが無念の足つき、激坂の長さに心が折れてしまったようです。こうなったら少しでもカッコいいところを見せねばなりません。と張り切り2個目の洗濯板区間に突入すると・・・


Hvai-uJE「・・・・・・」


5ZgP3cKbkskさんが足をついた・・・???

 信じられない光景に心が動揺します。あの、どんな斜度でも発射するkskさんがまさかの足つき。2枚目の洗濯板でクランクが回らなくなってしまったようです(´ー`).。oO(まさかこの区間もパワフルダンシングで越えようとしたんじゃ・・・

 最急斜区間をジリジリとシッティングで登っていきますが、思いのほか楽にペダルが回ります。恐らく2回目なのが理由なのだと思います。しかし2回目のココよりも6回も登っている子ノ権現のほうがやっぱりきつい気がする。それは恐らく、身体の相性と愛ゆえなんだと思う。


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 2箇所目の洗濯板区間を過ぎると少し斜度が緩み、椰子の木が見え始めたらもうゴールです。写真の通り道幅は非常に狭いので注意が必要な道です。ごく稀に自動車が降りてくることもあるようです。


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kskさんはヒルクライムで初の敗北


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 お約束の写真を撮ってしばし休憩しながら雑談をしていると、私が埼玉のラルプデュエズをクリアできたのはホイールの性能のおかげではないかという疑惑が浮上しはじめましたwwwwwそこで、kskさんに私のホイール「キシリウム SR」を貸してあげることに。どちらも10速だったのでRD調整なしで問題なく取り付け完了。


Hvai-uJEちょっとこれで根性坂のキツイ区間試していいですか?

5ZgP3cKbいいよー折角だから撮影しに行く(クリートカバーはめはめ)


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「・・・・・・」

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「ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!」

5ZgP3cKb「!?」

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5ZgP3cKbちょwww早すぎワロタwww

 キシリウムSRは剛性の高いホイールらしく、踏んだときにあまり歪まずパワーが逃げにくいのだとか。確かにアルテグラホイールからキシリウムSRに変えた直後に子ノ権現の激坂で踏み込んでもホイールが歪む感じがせず安心して登れた記憶があります。kskさんも「踏んだときの感触が全然違うスゴイこれスゴイ」と言って、その後ホイールを買い換えるきっかけになったとかならなかったとか。


5ZgP3cKbじゃあkskさんのホイール借りよっと。

 kskさんがキシリウムをとても気に入ってしまったようなので、私も人のホイールで走ってみたくなりました。kskさんのホイールは「フルクラム レーシング5」・・・だったかな?特徴は詳しく知りませんが乗れば解るでしょう。まりおさんも長休憩で体力が回復したようなので、再スタートして弓立山に向かうことにします。


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Hvai-uJEどうですか?そのホイール走りにくくないすか?


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5ZgP3cKbごめん全然違いがわからないwwwというか背負ってるカメラの重さの方が気になり始めたwwwww

_5L6u6zrwwwwwwwww

なんとなーく歪むような気がしなくも無いですが、あまり違いを感じないフルクラムのホイール。20%を超える斜度にならないと私程度の貧脚では差がわからないのかもしれません


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梨花カントリークラブの坂を越えて・・・


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ゴルフ場をズバッと横切り・・・


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 弓立山の登りに差し掛かります。弓立山は東側から登るより西側から登る方が距離が半分くらいで楽です。木々に阻まれてご褒美絶景が無いラルプデュエズとは違い、こちらは10%台の斜度でご褒美景色が味わえます。

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 ただやはり斜度10%台とそれなりにキツく、山伏峠(初級)のようにユルユルと・・・というわけには行きません。あまり油断せず、インナーローの精神を忘れずに少しずつ登っていきます。


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弓立山に到着。標高は300mちょっとと手軽(なのか?)に絶景を楽しむことができます。今日も空気が霞んでしまい、都心部のビルは見えませんでした。


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 一緒に登山道を登ってきたカップルがいましたが、気を使うことなく野郎3人でバカ騒ぎしなが、写真撮影を敢行しました。


_5L6u6zrはやく、日が暮れる前に大クスまで行きましょう。

5ZgP3cKbみんな脳内斜度計と精神がおかしくなってきた。


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_5L6u6zrヒャッハー激坂だぁ!!!


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Hvai-uJE登り返してまた下る!!!

5ZgP3cKbここに病院を建てよう。ヒルクラスキー隔離病棟を


上谷の大クスに向かう一行。

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_5L6u6zrハア・・・ハア・・・キツイ・・・・・・

5ZgP3cKb下るだけの激坂を登り返したりしてるからでしょwwww


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Hvai-uJE発射!!!


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 kskさんはまだまだ元気。大クスへのヒルクライムでぶっち切りの山岳賞。この人誰か止めてwww


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 大クスで精神浄化シークエンス。手持ちのNEX-6は最近流行りのRX100と比べると、キットレンズの焦点距離が16-70mmと広角側が広いのと、センサーサイズがAPS-Cと大きいのが特徴のミラーレス機です。ですが、利点はその2個くらいで「重い」、「デカイ」、「ズームが遅くてしかも左手で操作」といった具合で、たすき掛けしてロードバイクに乗りながら使うにはあまり勝手がよくありませんが贅沢は言えません。


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 かなり陽が傾いてきたのでそろそろ帰ります。都内まで自走するというアホなことを言い出す人もいましたが、走りなれていない道を夜走るのは望ましくないと大人の判断。東武東上線の坂戸駅を目指します。


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閉店後のしろくまパンに歯軋りをしつつ


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5ZgP3cKbきゃー!月が赤い~ルナシーみたいだ~

_5L6u6zrkskさん40km/h巡航とか鬼だ・・・脚売り切れたwww

5ZgP3cKbわし、千切られてるなうwww


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 kskさんの高速列車に無賃乗車しては強制下車を何度か繰り返した後、無事坂戸駅に到着しました。最終的にはひたすら登る越生ヒルクライムチャレンジになってしまいましたが、埼玉のラルプデュエズというネタ坂にも行けて満足の一行。次は醤遊王国に行きたいねとキャッキャウフフしながら輪行準備を開始します。


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 輪行梱包レーシングは私が優勝しました


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 欲しいフレームや行ってみたい坂とかの話をしていたらあっという間に和光市駅に到着。私は地下鉄に乗り換え、まりおさんとkskさんはここから荒サイを少し自走。


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さーて輪行解除してご飯買って帰ろっと・・・

・・・ ・・・

・・・ ポロッ ・・・・・・

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5ZgP3cKbウワアブナカッタ、ミンナモキヲツケテ



天空のポピーを求めてヒルクライムを堪能した秩父センチュリーライドのレポートはここまでになります。長らくのご愛読ありがとうございました(^ω^)

その①
その②