坂ときどき激坂!

坂は苦手だけど坂が好き! そんな初心者ローディが中級者になるべく繰り広げる 汗と涙と感動の物語。になる予定。なお、中の人は子ノ権現教狂信者です。

灼熱!都民の森で己の限界を知れ【真夏のTTライド】

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 有間峠で地獄のヒルクライムを堪能したれーやん、翌日はロードバイク界のヒルクラスキーたちに人気のスポットである都民の森(四天坂)に行ってきました。この都民の森はヤビツ峠や白石峠に並ぶ関東ヒルクライムのメッカのようなところでJRの武蔵五日市駅が最寄り駅になります。ここで私と同じ荒サイ民で最近都民の森に興味津々だったDICEさんとリエルさんをヒルクラスキー毒に感染させようというのが今回のライド主旨です。




 都民の森は標高1000mまで登れて斜度も15%近い激坂が無いのと、序盤はアップダウンに富んで休憩区間があるのでよほど強度を上げてTTしなければゆるゆるとヒルクライムの醍醐味を感じることができます。とはいえ全長20kmを超えるのでペース配分や水分補給が重要で簡単には倒せないあたりが流石は四天坂の一角といったところ。

 そんな都民の森を登ってみようライドにコッソリ参加させてもらうことに。私も含めてしんぱちさんと豆粒さんが何度か登ったことのあるメンバー、kskさんは意外にも都民の森は今回初。四天坂の一角で激坂まみれの子ノ権現を飽きるほど登っているので今さら都民の森を登って満足するのか怪しいレベルです。


5ZgP3cKbわたしは都民の森3回目ですね。

shinpaしんぱちさん:おk(๑•̀ㅂ•́)و✧ 第一小隊リーダーねw

5ZgP3cKb第1小隊のリーダーがあまりに遅すぎて最後尾に吸収されたらどうすればいいですか?

mame豆粒さん:こらこらwペースを維持してください

shinpaてか、TTとかしなきゃ平気だよw


 そんな不吉な雰囲気を漂わせながら迎えた当日。


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5ZgP3cKbあれ?怖い人たちしか居ない!女子がいない!!

 なんと、都民の森を楽しみにしていたDICEさんとリエルさんがまさかのDNS。お二人とも体調が万全ではなく大事をとってとのこと。ロードバイクは運動に他なりませんから体調不良での参加は禁物です。


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 そこで、リエルさんと同じビアンキのニローネ(白)に乗るアキアさんがまさかの代打として参戦です。何の根拠もないですが、デスライドの予感がします。とりあえずヒルクラベテラン勢だけが揃ってしまったのでゆるぽたは無いことになりました。豆粒さんはゆるぽた担当だって信じてたのに!!!


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 豆粒さんはTwitterではよくお話をしていてRaphaで一度お会いしたことはありましたがライドでは今回がお初。ゆるぽたのはずが何故か決戦用兵器のTREKMadoneでの参戦。よく見ると塗装に若干ラメが入っていて妖艶な輝きを放っています。特にシートポストとトップチューブの接点がエロイですよね。


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 しんぱちさんも完全復活したサーヴェロR3で参戦。登る気マンマンです。


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 朝の時点で気温は33度とかなり蒸し暑い陽気。ぶっかけ前提のダブルボトル体制で臨みます。信号で止まったり速度が遅くなると熱くてたまらないので、常に一定の速度で走ることを強いられます。そうそう、今回からハートレートセンサーを導入したので心拍数が見れるようになりました。


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 まずはさくっと檜原村役場まで向かいます。女子が来るのを期待してオシャレにジレでコーデしてきたkskさん漢らしいぞ!!私とアキアさんもジレ着用でこのクソ暑い中なにしてんだという感じです。あ、でもRaphaのジレはメッシュバックで涼しいから・・・


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ここでただ登るのだけではなんだいうことで豆粒さんがある提案をします。


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 しんぱちさんと私が逃げ集団として檜原村役場をスタート。10分後に豆粒さんとアキアさんkskさんが追走集団と化して逃げを捕まえるというデスライドです。見事逃げ切った場合は豆粒さんがカレーパンをご馳走してくれるというご褒美つき。


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 ↑追走集団の方々。こわい


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 立ち止まっているだけで汗が吹き出してくるので早速スタートします。10分ハンデ程度ではあっという間に追いつかれるだろうとは思っていましたが、できれば数馬あたりまで逃げて豆粒さんに「れーやんなかなかやるじゃん」ぐらい言われたいなと思いそれなりに頑張ってクランクを回します。


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 序盤は登りとちょっとした下りが連続する区間。タイムを狙いにいく人は下りを利用して時速50kmオーバーでカッ飛んでいく高速区間だそうですが、私にはそんな脚力はないので申し訳程度の速度で何組かのグルペットをパスしていきます。

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 上川乗の前後あたりからキツイ斜度がいくつか現れるので心拍を落ち着かせます。途中頑張りすぎて心拍数が180を超えると結構キツイと感じたので170あたりをウロウロする程度の強度で登ります。この辺りはしっかり勉強して自分にあった心拍数と強度を認識したいところです。


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 特に旧料金所前にいくつか現れる10%区間は地味にキツイので嫌いです。この区間で踏ん張りすぎると旧料金所~ゴールの最終区間で脚が無くなってしまうので、我慢してゆるゆる踏んでいきます。

 このあたりで、豆粒さんたち来ないなーと心配になってきます。


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 旧料金所を通過して最終区間、この辺りから後方視界が開けてくるのですが、一向に豆粒さんたちの姿が見えません。もしかしたら休憩を入れているのかな?と思いつつここもなるべく脱力登坂を心がけます。まあ、この辺はどうやっても精一杯登るしかないんですけどね。


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 いない・・・


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 いない・・・


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 いつのまにかしんぱちさんもいなくなってしまい、孤独なヒルクライムになっていました。歌を歌って寂しさを紛らわせようとしますが他のローディをパスしたりされたりするので結構恥ずかしいです。

 ところで、軽やかに私をパスして登って行く人はみんな細身体型でとても早いケイデンスでするすると登っていきます。インナーローで真似してみますが20秒もしないうちに足が疲れてきて続きません。かといって重いギアで踏んでいくと心拍が大変なことになります。タイムを出しに行くつもりはないのですが、早い人を見ていると「どうしたらあんな早く登れるんだろう」と興味が湧いてきます。


 檜原村役場前から約1時間18分後・・・・・・

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 れーやん選手、逃げ切り勝利!2つのボトルがほぼ空になってしまいギリギリのゴールでした。


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 補給をしながら待っているとしんぱちさんが到着。フィッティングの効果もあって自己ベストを更新したようですがお互い追い込みすぎず楽しく登ることができました。一方で追走集団が一向に到着しません。特にDMも無いので気になってTLを見てみると・・・




 休んでるwww

 確かにこの日は登っている時に日陰の自販機で休んでいる人が多いなぁとは思いましたが、アキアさんがダウンするとは・・・普段あんなに速いのに・・・子ノ権現も平地のように登る人なのに・・・




 \(^o^)/


 追走集団で何が起きたのか!?kskさんが動画を撮ってくれたのでこちらをご覧ください。



 なんでこんな強度で走ってるの\(^o^)/(動画の1:00くらい)


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 暫く待っていると追走集団が到着。アキアさんは三角木馬に項垂れて・・・


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 kskさんは哀れにも馬になってしまいました。


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Hvai-uJE都民の森マジでクソっす!

5ZgP3cKbkskさん昨日(有馬峠)に続いてクソクソ言い過ぎwww


 序盤で豆粒さんのペースに付いていったら脚が売り切れて終盤悲惨な目にあったようです。ヒルクライムはペースがダイジ。


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 戦利品のカレーパンは売り切れだったので蒟蒻田楽に!美味しく頂きました。


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 クソとは言っても山への礼節を忘れない。


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 息を吸うように土下座できる大人カッコイイ!


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 皆さんへヘロヘロではありますが折角なので風張峠まで行くことに。途中工事区間でスプリントしつつ(動画参照)ダラダラ坂を登っていきます。都民の森の登りと比べるといくらか楽ですが、景色が単調で変わり映えがせず結構暇だったりします。


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 ちなみに秋になるとあたり一面が色づいた綺麗な紅葉が楽しめます。標高1000mの世界なので若干紅葉の時期がズレますが、去年の11月7日に走ったときはいい感じに色づいていました。


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※スマホ画質(ねもてぃさんとの都民の森~カフェキキライドのとき)

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※スマホ画質


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 ところで有名な四天坂のラスボスこと、風張林道の出口が鎮座するあたりがちょうど風張峠の最高地点になります。いつかはkskさんやぼんさんがクリアしなければならないとされる場所ですが今日は華麗にスルーします。


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 無事に風張峠も登頂完了。奥多摩湖側にダウンヒルする案も浮かびましたが、あまりに気温が暑すぎるので素直に引き返すことに。


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 飯能や奥武蔵方面を走っているとなかなか標高1000mからの景色は見れませんが、都民の森・風張峠は気軽にその雰囲気を味わえる点が魅力的といえます。うまく伝えることができませんが、空が近いというかより太陽により近いところで光を受ける山々の美しさというか・・・やはりワンランク上の世界がそこにあると思います。


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 そして都民の森最後の醍醐味といえばダウンヒル!非常に綺麗な路面で道幅も広いので爽快なダウンヒルを楽しむことができます。とはいえ20kmにもなるロングダウンヒルなのでブレーキの扱いには要注意。握りっぱなしで手が疲れてくるようなら途中で休憩を挟むことも一考です。


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 ただこの日のダウンヒルは灼熱地獄!夏のダウンヒルというとひたすら風を受けて運動強度も上がらないので涼しさを感じることができますが、あまりに熱すぎて受ける風が全て熱風。さらに下るにつれてクルマやバスに引っかかり排気ガスを受けてもはや苦痛です。


Hvai-uJEダウンヒルまでクソだな・・・

5ZgP3cKbこんなひどいのは初めてだwww


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 ひとまず下りきったところでお昼タイムです。檜原村役場に程近いたちばな家さんでラーメンを頂くことに。このクソ暑い日にラーメンというのも気が狂っていますが、クーラーが聞いた屋内で食べるラーメンもまだ一興です。


unknown店員さん:あ、すみません!!

 何を注文するか考えていたら私の背後で店員さんがお水をこぼしてしまう事件が発生。どうせなら頭からぶっかけてもらえれば体温が下がって嬉しかったのですが、残念なことにほぼ水はかからず・・・kskさんが羨ましそうな顔でこちらを見ていましたが(´ー`).。oO


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 体内エネルギーが黄色信号になってきたのでボリューミーなチャーシューわんたん麺をオーダー。スープはオーソドックスな醤油でクセもなく味わえます。麺もほどほどの柔らかさで、なによりチャーシューとワンタンのボリュームが見事、山の中でラーメンが食べられる幸せを堪能しました。


Hvai-uJEめちゃくちゃ暑い・・・・・・

shinpa暑いのに冷やしにしないからwww

 しんぱちさんは冷やし中華をオーダーしこちらも美味しそうだったので次回注文してみたいと思いました(写真撮り忘れました)


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 ラーメンに続いて豆乳ソフトを求めてちとせ屋さんに向かいます。榎本牧場やラッテ、WANとはまた違った豆乳の味が楽しめるソフトクリームを摂取。暑さを除けば素晴らしいグルメポタ!しんぱちさんが頼りになります。


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 素朴というか甘すぎず体に染み渡る絶品でした。感想終わり!


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 それにしても本当に暑い日で終始水をぶっかける豆粒さんと私。水ぶっかけは最初は戸惑いますが一度やってみるとやめられません。ただしダブルボトルを強いられて荷物の運び方に苦慮したり、水がなくなると急激にやる気がなくなるなどデメリットもあります。案の定ダウンヒルでもぶっかけまくっていたら水がなくなってしまったので、武蔵五日市駅に向かう途中のコンビニで休憩を入れます。


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 休憩中に写真をパシャパシャ。アキアさんが女子力の高いマスコットキャラをサドルの下に!!さすがリエルさんの代打!


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 さて、結局都民の森を登ってちょっと風張峠までお邪魔しただけのライドでしたがkskさんは完全にトラウマになってしまった模様。私としんぱちさんは最後まで比較的ピンピンしていたので、30度を超える状況下でガチTTをするととんでもなく疲労するらしいという事が本日良くわかりました。


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 しんぱちさんは輪行で帰宅。私とアキアさんはトランポで来ていたのでクルマで脱出。豆粒さんとkskさんはこの蒸し暑い中自走で変えるとのこと。kskさんご愁傷様です(案の定45km/h巡航で殺された模様)


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 夏もいよいよ本番というなか強度が上がる山に行くべきではないとか、逆に太陽の光が遮られて涼しくなるから林道に行こうとか、季節の変わり目でローディの意見が分かれる時期になってきましたね。私としては30度を越える中で直射日光を浴びて荒サイをひたすら走るよりは日陰の子ノ権現をゆっくり登っていたほうがはるかに体には楽でしょうし、結局のところは強度と外気温のバランスが大事なのだと感じました。

 そして、このあと体験する標高2000mの世界で真実に一歩近づくことになりますが、それは後日書くことにします。

 私の得意とするしっかり水分や塩分などを摂取して強度が上がり過ぎない最低限度のパワーでゆっくり登る術はインナーロー教団の教え、しおいんですけどを1000万回熟読して身につけた業ともいえます。特に暑い夏ではムリは禁物。自分の限界ラインをしっかり見極めてそれを超えない走りをすることが、健康的に帰宅できるライド術と言えるのではないでしょうか。

【王の帰還】飯能最高峰「有間峠」に挑む【新車ライド】

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ブログを書くのがずいぶん久々になってしまいました。
あ、あと新車買いました。


ハイブリッド林道ライドで燃え尽きた」

 「もう山はこりごりだ!」と泣き帰って荒サイに引きこもること早1ヶ月。そろそろヒルクラしたいな・・・と思い飯能ライドにエントリーするも夏風邪でDNS、土日仕事も増えてきて休みが流動的なこともあり、ご近所ライドや平坦のグループライドに混ぜてもらったりしながら梅雨を凌いでました。そんななか新車を買ったので無性に実家に帰りたくなりました。そう、子ノ権現にです。


5ZgP3cKbでも最近みんな子ノ権現飽きたって言ってたからなぁ・・・

5ZgP3cKbああそうだ、有間峠に行くルートにコッソリ入れればいいやwww


 そんなこんなで何となく集まったメンバーと何となく有馬峠を目指しつつ、途中の子ノ権現で新車納車祝いの禊をすることになりました。




kskさんとスガロさんが動画撮ってくれました。


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 とりあえずトランクにロードバイクを詰め込んで関越道をひた走ります。新車だから輪行が嫌だということではありません。カフェキキさんのモーニングを食べるためなのです!予定では8時に飯能駅集合、カフェキキモーニングは7時から。輪行では朝が早すぎて体がブッパしてしまうのを防ぐための措置です。翌日も過酷なライド予定があったので、調子に乗って自走して体をブッパしないための措置ともいえます。



 近ごろ越生方面へ進出したり、飯能に来ても峠を満喫しすぎてたどり着くのが閉店後になっていたりが重なったのでカフェキキ自体久しぶりです。相変わらず美味しくてパクパクと平らげてしまいました。まだ自転車にまたがってすらいないのに(´ー`).。oO(いきなりカロリー摂取過多ライドか!?


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 ささっとモーニングを済ませて飯能駅へ。駐車場にクルマをとめて駅集合組と合流します。するとさっそく撮影会がwww

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※急いでトランポ解除したため前輪の向きを間違えていました。 途中スガロさんに言われるまで気づかず・・・お恥ずかしい


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 そうそう、新車については後々レポート予定です。

 「BMCのteammachine SLR01」  です。

 いわゆるガチエアロではないけれど平地も登りも得意とするオールラウンドなモデル。グランツールに出場するBMCレーシングチームの選手が「硬すぎず柔らかすぎず乗り心地がよくて踏んでパワー出るフレーム作れやゴラァ」と言ったとか言わなかったとかで生まれたフレームみたいです。


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 ちなみにコンポはアルテグラ、クランクのみデュラエースという珍仕様。もともとこのステルスカラーはデュラ組み完成車のみカタログモデルですが、運よくフレームセットで入手してホイールは手持ちのキシリウムを使用しています。ライトやサイコンなどが付いた状態での重量が反則級の7.3kgきょうからぼくもまいよじょーぬ


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 スガロさんが午後から賭博の用事があるのですが有難いことに子ノ権現までご一緒してくれることに。タイムリミットがあるので予定していたルートをカットして子ノ権現に直行、撮影会もほどほどにスタートします。


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 ご一緒してくれるのは、ぼんさんつきおさんスガロさんと、さっきまでキキモーニングでご一緒して小瀬戸交差点で待ち合わせ予定のとりにくさんブッパさんです。


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 スガロさんといえば超絶イケメンなS-Works Tarmac乗りですが、最近は透けブラキャラで推している模様。本ブログでもその活躍の一助になればと、拡散させていただきます。ジレパタといいうらやましいぞ!!


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 全員合流したので子ノ権現へ向けて出発。今日は倉掛峠を通らず緩い斜度の迂回路を中々のハイペースで進みます。


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 逃げ集団(知らない人)を吸収して・・・


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 子ノ権現の入り口に着きました。


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 子ノ権現はあまりにも登りすぎて「2日連続で登る子ノ権現バーサーカー」とか「チャリダーさんの実家」とか色々言われますが、住民票を移し変えてもいいくらい好きな場所です。むしろ山ごと買いたい。ラスト300mの激坂区間があまりにも有名ですが、そこに至るまでの道も趣があり良いものです。かつては初心者向けの子ノ権現攻略法でも書きたいなーとか思っていましたが、そもそも初心者向けではない場所なので需要があるのかどうか疑問ではあります。


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 登りながらだと構図の決まらないヘボ写真しか撮れないので今度下りながらじっくり撮りたいと思います。最初は「TTじゃー」と勢い良くスタートしましたが中盤以降は安定のインナーロー。追いかけてきたスガロさんがアタックをしかけてヘアピン区間をスルスルと登っていくのを見て肉体の違いを感じました。


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 写真では大した坂に見えないですが15%くらいあります。子ノ権現の面白いところは進むにつれてどんどん斜度が上がっていくところです。ちょっと長い百草園といったところでしょうか?慣れない人は序盤に如何に脚を残すかが重要なのです。


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 序盤は民家の脇を通り、中盤は林道ちっくになり、終盤は道幅が狭く九十九折が続きます。ガードレールが無いところが多いので体幹に自信の無い人は蛇行がしづらくなってきます。


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 残り300mの標識が最終区間の目印です。ここから舗装が洗濯板に変わって一気に斜度が上がります。


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 まず大きく左にカーブ。写真では全く大した斜度に見えませんが、初めて来た人はみんなこの先の直線を見て爆笑するか脚を付きますどれくらいすごい場所なのか気になる人は自ら訪れて確かめてみると良いと思います。写真では見切れてますがこの先の大きく右にカーブところが、最大斜度30%とか40%とかいわれる場所です。ここで笑えるかどうかが今後のロード人生の分岐点になるかもしれません。



 何度目になるでしょう。子ノ権現クリアしました!


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 何度走っても狂ってますwwwここのところ子ノ権現に飽きてきたという人が周りに増えてきました。みんな行きすぎなんですよwwwwww

ただこの子ノ権現、楽しみ方はたくさんあります。

・その①
全力でTTする

・その②
いろんな人と一緒に走る(罠氏や詐欺師に注意!)

・その③
前菜に謎林道などを配置して脚を削る



もはや変態でs


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5ZgP3cKbお母さんただいまー(実家のような安心感


 無事、新車で子ノ権現を訪問して禊なのか洗礼なのかわかりませんが山岳シェイクダウンが完了しました。ここで午後用事のあるスガロさんが離脱します。


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sugaスガロさん:皆さんお疲れ様でした!カーボンディープリム目指して賭け事に勤しんできます!

※なお、大負けした模様


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 いつも子ノ権現から名栗湖方面に行くときは子ノ権現北側を下って天目指峠を越えていくのですが、流石に同じルートを走りすぎて飽きてきたので、初の裏仁田山に挑戦します。ぼんさんオススメのいい感じの峠みたいです。


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 表側(名栗側)から登ると「コア山」付近が10%を超えて中々手ごわい仁田山峠ですが、裏から登ると意外と緩やか。奥武蔵グリーンラインを優しくしたような尾根伝いの道でクルマ通りも少なく快適。落石や小枝がやや多いですがユルユル登板なので気になりません。


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 エアロフレーム+カーボンディープでグイグイのぼるkskさんカッコイイ・・・


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 ガスっているのが残念ですが、いい感じに山深い写真も。


bonここに仁田山峠って書いてあります。


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5ZgP3cKbなにこのホラーなフォントwww


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 緑深い仁田山峠オススメです。但し名栗湖側から登ると軽く死ねます。


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 いつかは倒さないといけないなぁ・・・(遠い目


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5ZgP3cKbって・・・あれれ!?

※ちょっとそこまでお試し登坂でした。


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5ZgP3cKbそして本日最初のチェーン落ち!!!

tsukikskさんの楕円チェーン落ちすぎじゃない?

unknown女性「すみませ~ん、駐車場ってどこですか~?」

Hvai-uJEボクが駐車場です(ボソッ

5ZgP3cKb
おいこらヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'

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bon5ZgP3cKb腹減った!食べないと死ぬ


 有間峠を登っている途中でハンガーノックになっては大変なので、予定より早めてここで昼食とします。いつもお世話になっているターニップさんです。朝のフレンチトーストに続いてグルメポタの意識も忘れません。


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 ぼんさんと私は「海鮮かき揚げ丼と洋風牛すじ煮込み」という和洋折衷を履き違えてしまったような組み合わせのメニューをチョイス。つきおさんとkskさんは定番の焼きカレー。とりにくさんは「釜伏峠行ってくる!」と言い残して山伏峠へと消えていきました。。。


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 kskさんと私のガーミンがオソロでヤラシイという話をしつつ・・・


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5ZgP3cKbおおー若干心配な組み合わせだったけど美味しい!

 絶妙な揚げ具合の海鮮かき揚げとタレがベストマッチ。牛すじ煮込みもまろやかでコクがある一品。他にも色々メニューがあるので少しずつ制覇したいと思います。


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 エネルギー補給をしたので有間峠に向かいますが、名栗湖前の坂を通らざるを得ないので渋々登ります。短いですが10%程度の斜度が続く嫌な坂、クルマ通りも結構多くて気を使います。道はいいので下りではものすごいスピードが出る危険な道です。


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 山頂付近がガスっているのが気になりますが、それよりも名栗湖(ダム)の貯水量が異常に少ないことに驚きます。水不足とニュースでやってはいますが、現実を見ると一層考えさせられます。


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 山伏峠へと消えていったとりにくさんが戻ってきました。とりあえず山伏峠を登って引き返してきたようです。有間峠に挑む前に脚を削ってくるストイックな精神カコイイ!


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tsuki有間峠は10km 斜度3%だよ!ダイジョウブダイジョウブ!

bonよっしゃぁぁぁぁぁ!!!

tsuki10km 13%だったかな・・・


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 いよいよ有間峠との対決です。つきおさんが巧みな話術でぼんさんの心を落ち着かせようとしていますが、有間峠の坂スペックは距離約10kmで平均斜度が7.7%。標高は1100mを超えます。血の味指数「20」と完全にキルゾーン。後で気づいたのですが同じく1000m級の都民の森と比べると距離半分で同じ高度に到達するのでハッキリ言ってキツイです、超キツイです!!!




 さらに注意すべき点は終盤の緩い斜度で平均斜度が誤魔化されていること。10kmという行程のうち6km地点までで600m以上登るにもかかわらず、残りの4kmは一気に緩くなり100ちょっとしか上昇しません。6km地点までの平均斜度が10%を超えることは言うまでもなく、途中13%が延々続いたりと完全に鬼仕様


tsukiさあ始まりますよ。誰が最後まで喋ってられるかな??


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toriここのグレーチングは蓋が浮いてるので下るとき気をつけてくださいねー

5ZgP3cKbHvai-uJEbon「はーい」


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toriここのグレーチングは先端反り返って鋭利なので気をつけてくださいねー

5ZgP3cKb危なすぎwww


 気温が高いのでオーバーヒートを心配しましたが山深く日陰が多いので激烈な暑さは感じません。所々小川を跨ぐ橋の上がひんやり涼しくて癒されます。斜度13%あるけどwww


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tori序盤で既に脚つりそうです

tsuki舗装がずいぶん綺麗になってるね

tori前はもっと荒れてて最悪だったんですけどね

Hvai-uJE走りやすいですねー


~~~ゆるぽた勢~~~

5ZgP3cKbbon・・・・・・(無言)


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 ところどころ舗装が新しくなって綺麗ですが本当にキツイです。斜度が10%以下に落ちません。


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 グラベルのような区間も越えつつ、やはり舗装が新しいところ以外は路面がかなり荒れていて尖った小石も多く、さらに斜度は常時10%越えなのでダウンヒルにはかなり気を使いそうです。


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 事前情報通り、だいぶ登ってきたので斜度が緩くなってきました。


toriあと4kmです。

bonぎょえぇぇぇぇぇぇぇ

5ZgP3cKbまだ6kmしか走ってないの!?


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 とはいえ最後はkskさんに引いてもらってアップダウンをやり過ごします。一度脚を回してしまえば多少の起伏は乗り越えられるのであっという間に頂上に到着しました。


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 祝☆有間峠 足つきなしクリア!!


 ご褒美絶景なし!!wwwww


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 ぼんさんも有間峠初挑戦でクリア

bonクソ!!!クソだ!!!!!


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tori脚つりました

5ZgP3cKb何かもうお家芸みたいですね(ゲス


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 有間峠のダウンヒルですが、白石峠以上の極悪ダウンヒル・・・・・・尖った小石の多さ、鋭利なグレーチング、スピードが出すぎる急傾斜、kskさんのカーボンホイールが唸りを上げる、熱くて火傷しそうなアルミリム本当に危険!途中休憩を挟みつつ下りましたがこんなに気をつかったのは初めてでした。激坂以上に初心者を連れてきてはいけない場所だなぁと認識しました。


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 舗装が綺麗になっても急傾斜は変わらず(↑13%あります)、木陰に隠れて突如グレーチングが現れるので全く油断できません。名栗側に引き返さず秩父側に降りた方が斜度が緩く路面もいいらしいので今度探検してみることにします。


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 本日2度目のカフェキキでおやつタイムです。


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5ZgP3cKbあれ?おやつ・・・?ごはん・・・??


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5ZgP3cKbみんな食欲ありすぎwwwww


 無事、飯能最高峰の有馬峠を初挑戦ながら辛くもクリアしたれーやんぼんksk。彼らの山との戦いはこれからも続くのであった。





5ZgP3cKb有間峠はクソ!c(`・ω´・ c)っ≡つ ババババ



~次回予告~
yokoku

※有間峠を有馬峠と間違えていたので修正しました(7/20)

裏相模原ハイブリッド林道ライドまとめ

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 相模原といえば尾根幹の終点一歩入れば坂だらけ神奈川の最果て輪たろうさんの庭、など色々とイメージが湧きますが、実のところ行った事が無い未知のエリアでした。梅雨予報が外れてピーカンの6月半ばにそちらの方へ行くライドにお誘いいただき、念願の(?)相模原を走ることに。

そのライドの名は・・・


「ハイブリッド林道ライド」※命名:トミィさん


 当初の予定では、
139.4km 2190upのルート。集合場所が武蔵境駅なので、自宅からの自走距離を加えると160kmを超えることがほぼ確定。これは私の1日で走行した距離としては最長になるうえ、今回の主催者はトミィさん、あの根性坂をコッソリルートに入れて我々を殺害しようとした林道マイスターのトミィさんなので油断できません。今回は登れない勢として私とぼんさんが参加。へるはうんどさんが幽霊部員的なノリで加わっていました。


tommyトミィさん:吊り橋過ぎた所から数十メートルだけ荒れてるけどそれ以外なら普通の舗装路なので大丈夫なはず。といいつつさりげなく25Cに変更済みw

Hybrid
(↑今回のライドの高低グラフ)

 まったく土地勘のないところでは事前に引いてもらったルートや高低差を見ても正直イメージが湧きません。出発前に確認したときも、標高500mまでしか上がらないから楽だとか、今話題の厳道峠が無いから大丈夫だとかそんな甘い考えでいました。強いて言うなら、ギザギザ多すぎるけどルートラボの誤差かな?程度でした。


そんな感じで、トミィさんが集合時間や場所について連絡をしていると・・・


mimoお邪魔します〜!みもりです、お初の方は初めまして!


・・・・・・

5ZgP3cKbついにみもりさんと一緒に…(´ー`).。oO(辞表出してきます

bonぼんさん:え!?アァァァァ!! みもりさん!?なんで!???みもりさん居る?

tommyぼんさんとれーやんさんに本気出してもらうためですよw

hellちなみに私のアイコンも表示はされておりますが、限りなく透明に近い透明です


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 そんなこんなで当日、田無駅前で迷子になりつつ自走で集合場所まで向かいます。空は予報通りのいい天気、最高気温は29度になる見込み。ぶっ掛け不可避なので輪行袋を自宅に放り投げてダブルボトル体制で臨みます。


 参加者はトミィさんぼんさんみもりさん、私れーやんに、歯医者峠を越えて来れることになったへるはうんどさん、そして何故か絶景マイスターのHAOさんも参戦、ゆっけさんも来る予定だったのですが体調不良でDNSとなりました。みもりさんがパンパティから合流なのでひとまず居るメンバーで出発します。


tommy途中、山をひとつ越えます。

hell・・・

5ZgP3cKbあれ、相模原まで平坦じゃないの?行きは尾根幹走らないのに


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おや?へるはうんどさんの様子が・・・


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5ZgP3cKb!ナニコレキツイ!・・・

 多摩川を越えて目の前に現れたのは連光寺坂。この辺りでは有名なヒルクラスポットで斜度は5%ないくらいですが距離が長い!約2.5km延々登らされます。

 こういうダラダラ系の坂は得意ではないのであっという間にインナーロー、目の前にはぼんさんへるはうんどさんしか居ません。トミィさんは遥か彼方、暫く併走してくれたHAOさんも我々を見捨てて視界から消えていきました。「片側2車線の広い道路なのに、なぜトミィさんはわざわざ歩道に行ったんだろう?」と最初は思いましたが正解でした。こんな遅い3人が車道を走ってたら迷惑極まりないのでwww


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 やっぱりこの坂の頂上にはゴルフ場がありました(さっきの写真のトンネルは玉避けネット)。トミィさんはゴルフ場とゴルフ場を繋ぐ達人。ここ通る必要あったの?他に道あったんじゃないの??ねぇ???
(Google Earthで多摩川CRを眺めながら


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 せっかく登った連光寺坂を反対側へ下って野猿街道に入ります。昔大学時代にらーめん二郎を始めて野猿で食べて半泣きになり動けなくなって以来縁のない道です。かつて大学のサークルでキャッキャしていた百草テニスガーデンはまさにあの百草園の裏側。意外とこの辺りは昔遊んでいたようで色々と思い出します。いまの嬉々として激坂を上る私を学生時代の私が見たらどんな顔をするでしょうね。


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 尾根幹と比べて野猿街道の方がアップダウンが少ないということですがルートラボを見てみると、ダラダラ少しずつ上昇する立派なヒルクラロード。常時登り基調でスピードが全く上がらず、信号待ちでトミィさんたちに何とか追いつく回数が増えてきます。


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 暑さもあいまってペースが上がらないのでアイスを食べて心を落ち着かせます。

hellもうだめだ、パンパティまで行って帰ろう


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 林道マイスターのトミィさんが序盤から
明らかに無駄な傾斜を差し込んで我々の脚を削りにきます。「ほら、あっち通れば坂ゆるいじゃん!」に対して「いや、あっちは交通量が多いからさー」と笑顔で『もっと足を使え』と無言の圧力をかけてきますが、そんな圧力に我々(ぼんさん、へるはんどさん、わたし)は動じません。全力で足を使わずにゆるゆると謎の坂を攻略していきます。


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 なんとかパンパティまで到着。毎週火曜日に輪たろうさんのカレーパンテロツイートを拝見していたせいか勝手に近場だと勘違いしていましたが、ここまで自宅からなんと50km、回れ右して帰っても立派なグルメポタとしてピリオドが打てそうですが、まだ林道ライドは始まってすらいません。


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 カレーパンが無かったのでウィンナーパンとマンハッタンというパンを摂取。焼きたてフワフワでどれも美味しい。10円募金でカルピスももらってエネルギーを補給します。我々が到着したのは10時過ぎでしたがすでにお客さんでいっぱい。テラス席もテントの日陰があるテーブルは満席で、クソ暑い直射日光の元でパンを頬張ります。


tommy
いつも朝は空いてるんだけど今日は時間が遅いから

haoHAOさん:混みすぎwww相模原市民の半分くらいいる

5ZgP3cKb
あ、へるさんが日陰を見つけたみたいです


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haobon5ZgP3cKb 事案すぎる(゚Д゚)パシャパシャ

hell これ?太いウィンナー(意味深


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 そうそう、ここで人外枠筆頭と名高い「みもりさん」と合流。予想通り細身のスタイルで如何にも登れそうな様子。「ぼく貧脚です」と一言でも言ったら張り倒し兼ねないほど羨ましい体型で死にたくなります(^ω^)この後は山奥の蕎麦屋に向かうとのことでラストコンビニ発動、水と補給食を詰め込んで出発します。


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  いよいよ林道ライドがスタートすると思いきや、いきなり下り始めて相模川を渡ります。これから山を登るのに下るということは下った分だけ登らなければなりません。のでいきなり心を軽く折られます。


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  相模川を渡ると登りと下りが入り混じるアップダウン区間に突入。登りでインナーに入れた途端まさかのチェーン落ち(なおこの後7回チェーン落ちしました。完全にゆっけさんの呪いです)。みんなに置いていかれますが決して焦りません。早く追いつこうとペースを上げたら、エネルギー切れで帰宅困難になりかねないので自分のペースでゆるゆる登ります。しばらく単独走しているとみんなの姿が。


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5ZgP3cKbおーこれが輪たろう坂かぁ〜

haoぼんさんとみもりさん登りに行っちゃったよ

tommyすぐ隣の坂登るのに元気だな〜

 みもりさんはさておき、ぼんさんもすっかりサカスキーになってしまったなぁ(^ω^)って、トミィさんがさらっと激坂を匂わせてるんですがそれは・・・

 みもりさんは余裕でクリア。ぼんさんは珍しく中腹で敗退していました。

bonキツすぎてさっき食べたパンパティがパンパティしかけてパン(ry

 脚力的問題ではなく胃袋的な問題のようです。みなさんも補給直後の激坂には気をつけましょうね。輪たろう坂に別れを告げてトミィさんがチラッと言っていた隣の坂へ向かいます。このあたりからさっきまでの高規格道路とはうって変わって緑豊かでのどかな田舎っぽい雰囲気になります。


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5ZgP3cKbなんで田舎の小学校って激坂ばっかり・・・


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5ZgP3cKbなんだこりゃ!?

hellこれヤバイwww


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 瞬間的に20%を超えるような激坂エリア。当然舗装はコンクリートに。裏山のこんな坂を毎日自転車で通学しようものなら、その学生たちは凄まじい豪脚に成長するんだろうなぁ。突然の激坂出現に動揺しますが、今日のメンバーは問題なく登っていきます。わたしはダラダラ最後尾なんですけどね。


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 激坂登って間髪入れずにまた登り始めるのを繰り返します。今日のライドはエンドレスヒルクライムなんじゃないかと、あの高低グラフを思い出し悟り始めます。緑あふれる里山的な景観が楽しめるので立ち止まっては写真を撮り、ゆるゆると進みます。


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5ZgP3cKbあーあづい川に頭突っ込んで強制冷却したい・・・ってホントにやってる人いるよwww

 
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 hao
(舗装が)コンクリートー!

mimobonはーい

  いよいよ山深くなってくると当たり前のように現れるコンクリート区間。斜度15%くらいはある坂がフランクに「こんにちは」してきます。ぼんさんまで先に行ってしまい置いてきぼりをくらう展開ですが、ここでも決して追いつこうとペースを上げない鋼の精神力が試されます。


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 トトロの家に通じる道かな?


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 トミィさんの林道ライドは走っているうちに自分の現在位置が分らなくなるのがもはやお決まり。気づくと突然開けだ道路に出ました。相模湖プレジャーフォレスト、何度か遊びに行ったことがある場所なのでようやく安心。この辺はクルマで何度か走ったことがあるのでもうダイジョウブのはず・・・


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5ZgP3cKbせっかく下界に出たと思ったらこれだよ!(全然知らない林道に突入)


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 このあたりでひとつ発見をしました。下りで出した勢いのまま登りで重たいギアを踏むと短い距離ならグイグイ登っていけることに気づいたのです。距離の長い峠では通用しないでしょうが、この後走る尾根幹のようなアップダウンコースでは役に立つかもしれません。


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 幹線道路とは完全に隔絶され、間近に緑が迫る美しい光景、そして終わらないヒルクラわんこそば。これをへるはうんどさんが裏相模原と名づけます。なるほど、裏尾根幹的なノリですね!(このときは裏も表も尾根幹未体験)


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 この日の最高気温は29度と高め。熱を持った体を冷やすためにダブルボトルにして大正解でした。ところどころ休憩箇所で「へるはうんど氏」と「れーやん氏」の水かけ跡がマーキングのように刻まれていきます。暑い中坂を登っていると体温が上昇してしまうのでボトルをかけざるを得ません。頭を中心に肩や太ももなどにかけて体温を調節します。


5ZgP3cKb蕎麦屋はまだですか・・・?

tommyまだ先、いくつか坂を登るよ


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 途中でトミィさんが「トンネルを通らずに旧道を登らせる」という悪魔の所業で我々の足を削りにきますが、お腹がすいてきてだんだんどうでもよくなり気づいたら言いなりに。


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5ZgP3cKbやっぱりトンネルが近道だったwww

hell文明の利器は使わせてもらおう

bonあーっみもりさんが旧道へ発射しちゃったwwww


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 途中通行止めがあったりと何処を走ってるのか完全に迷子状態ですが、トミィさんの適切な案内で気づいたら本日の食事処「あき山」さんに到着。こんな山の上にそばや作るなや!


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5ZgP3cKbノリが完全に修学旅行www


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 王道の天ざるそばを注文。さて、気になる味は・・・、激坂のせいで記憶が飛んでしまったので覚えていません。大変美味だったという記憶だけ書き記しておきます(きっと、ぼんさんかへるはうんどさんがレポートしてくれると思うのでw)


「あき山」





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5ZgP3cKbおー、TSURIBASHI!



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5ZgP3cKbちょwww揺らすのやめてwww(高所恐怖症)

hao(・∀・)ニヤニヤ

tommy
この先ちょっとガレてますけど舗装路なので安心してください。


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haoトミィさん的にはこれは舗装路なの?www

 一応コンクリート舗装のようですが枝やら葉っぱやらが堆積しすぎてどうみてもただのグラベルです本当にありがとうございました。そしてスタート時盛大にチェーン落ちしました。


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 ぼんさんはタイヤをこっそりグラベルキングに履き替えていて、こんなガレた道でも安定した走りです。タイヤ径が太くなって直進安定性が増したようですがコーナリングでの不快感はないようです。いいなーグラキン。23CのコンチネンタルGP4000s2を履いている私はおっかなびっくりの超低速でこの荒れた道を進みます。こんなところでパンクしたら泣いちゃう。


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 湧き水シャワーを浴びる教祖様


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5ZgP3cKbみもりさんまで毒されてきてるwww


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 このライド後の話になりますが、このあたりは道志みちと山を隔てて併走する裏道なのですがが出たらしいのです。そりゃ出るよねって感じの山奥でございます。そして斜度も中々容赦なく、10%前後をウロウロ。


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 そんな山奥にチーム右京の宿舎?がありました。さぞヒルクライムの練習に最適でしょうが、一向は林間学校の宿舎みたいとテンション高め。インナーロー教団合宿とかできるんじゃないかな?


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 流し撮りで遊んだり(Q:誰でしょう?)


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 やっと道志みちまで降りてきました。「やっと見知った幹線道路だやったぁ!」と思いきやまたまた裏道へ。道志みちは交通量が多いので敢えて旧道へルートを引くトミィさんカックイイ!!あれ、旧道ってことはもしかして・・・


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5ZgP3cKbもうおなかいっぱいwwwwww

 早速旧道では20%を超えそうな激坂がこんにちは。今日初めて後輪が空転スリップするほどの険しい坂で、一瞬で終わりますが体感が疲労してきた中盤以降に出現すると困ります。しかし歴戦を潜り抜けた戦士たちはいとも容易く道志の激坂を越えていきます。


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 ↑本日の主催者兼林道マイスター(鬼)ことトミィさん。skyジャージとオシャレなソックスが目を引きます。私もソックスでワンポイントオシャレしたいなぁとファッションチェックしながら巡航。


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 道志みち(本道)に出たら城山ダムまで下り基調なので一気に飛ばします。途中「半原越え」がどうこうといった声が聞こえてきましたが、「いいんじゃね?」ということでルート通り進みます。半原越えとはいったい!?

 この先は尾根幹自走という(たぶん)苦行が待っているので、エネルギー補給のため「町田あいす工房ラッテ」に寄ります。輪たろうさんがTwitterで紹介しているので是非とも行ってみたいところ。プラっと気軽に寄れる相模原スイーツとして紹介できそうです。


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5ZgP3cKb!?


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5ZgP3cKb天空の店ラッテ???(混乱)


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 人はなぜアイスを食べるために坂を登るのか。もちろんトミィさんが引いた極悪ルートなので「きっとどこかに楽に行ける道があるはず」ですが、スイーツを目の前に思わぬ伏兵が待ち構えているとは・・・最後に油断しましたが恐ろしい町です。相模原のラルプデュエズ恐るべし


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 ラッテではミルクジェラートを美味しく頂きました。比較するのは難しいですが、榎本牧場のジェラートよりも濃厚な感じです。それでもWANのクレミア(ラングドシャ)には適わないかな?もはや好みの問題ではありますがね。


 HAOさん・ぼんさん・みもりさんはここで解散。トミィさん、へるさん、わたしの3人は尾根幹を通って都内まで自走で帰ります。3人とも住んでる場所が比較的近いので途中まで走って都内で各々離脱という流れです。


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 流し撮りの極意を学びましたが、トミィさんが見事にフレームイン!


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 尾根緑道を走るころには日が傾いていい感じの夕焼けに。コントラストが綺麗だったので何枚かパシャパシャ。ホワイトバランスや露出補正を弄っていい感じの色が出たような気がするので、今後はドラマティックな構図で切り取る練習をしたところです。


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 そして初尾根幹の感想ですが・・・

   「単独orトレーニングで走るとキツそう」


 今回はトミィさんの後ろに隠れていたこともあり緩やかなアップダウンを楽しめましたが、ストイックに単独走をすると往路だけで脚が売り切れしかねないハイスピードコース。矢野口側から走るとバーミヤン坂というそこそこ長い坂が結構きついそうなので、機会があればまた来てみたいです。また、ここでは夜な夜な尾根幹夜練という恐ろしい速さの豪脚たちが凌ぎを削ってトレーニングしているそうな。こわいこわい


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 そしてアイスを食べてで復活したへるはうんどさんが尾根幹の鬼と化して発射。やっぱり平地早いなぁ~ペダリングも安定しているし見習わないと。


 相模原では目立った標高の山や峠を目指した訳ではないのに、「ただ移動するだけで獲得標高がおかしな事になる」とはよく聞く話。ここを登ろう!と気張って2000upの飯能地区と比べるとかなりハードで、松姫峠などの目的地をルートに加えるとさらに鬼のルートになるに違いありません。近所にはあの和田峠やラピュタ坂があり、相模原ライドへの興味は尽きません。

tommy結局れーやんさんだけあの暑い中ずっとジレ着てましたね

5ZgP3cKbチャリダーのトレードマークですから!

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(撮影:ぼんさん)
荒サイ下流・飯能方面をウロウロ/ゆるーくヒルクラ/愛車はBMC/GLAYサンホラ/秋はF1/冬はスノボ/
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