坂ときどき激坂!

坂は苦手だけど坂が好き! そんな初心者ローディが中級者になるべく繰り広げる 汗と涙と感動の物語。になる予定。なお、中の人は子ノ権現教狂信者です。

夏の間にあったこと【行ったぜ!渋峠】

本ブログはブログ主ことれーやんが走り回った色々な場所を乱雑な文字と写真で紹介するるるぶの下位互換的な、なんかそんな感じの場末ブログです。


今回は夏の間にあったことを色々書いていきますよ。
(というか、ブログを書いてなかった時期のことを・・・)



まずは、行ってきましたよ渋峠!!!

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もうなんか、いろいろとすごかったwww

 ローディの還るところとか聖地とか言われてますけどね、マジで一度は行った方がいい。行けばわかるさ。というか言葉や写真じゃ伝えられない。


 渋峠はお天気が気まぐれさんで有名。自分たちは夏休みを利用していきましたが曇り→晴れ→曇りとめまぐるしく天気が変わりました。10回行っても大晴天に恵まれない人もいるとかいないとか。


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 そして最後は豪雨のダウンヒルである・・・


 渋峠は群馬と長野の県境にあります。関東在住で一般的脚力の休日ローディ感覚で言うと決して近いところではありません。自走乗鞍とかキャノンボールしちゃう人の言う「近い」は信用しないように。なので今回はメンバーを集めてレンタカーでトランポすることにしました。




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 kskさん、mukuさん、とりにくさん、もるさん。それに途中からみもりさん、スケケンさんとじゅりさんが合流。実に賑やかなライドになりました。ヘッドレストなしハイエースは首とお尻が死んだけど。


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 そして、ぜひ渋峠のお供にオススメしたい名スポットがあったので寄ってきました。


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 なにやら細い道を登ったり降りたりすると・・・・・・


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 なんか荒涼としてきた


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 どこのチベットだwww


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 キター


 そう、あのグンマー写真で有名な「毛無峠」です。

 こんなとこにあります。



 渋峠に行った際はぜひ寄り道して欲しいところ!


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 美しい渋峠の裏には、殺伐としたワイルドな毛無峠があるのでした。

 一粒で二度美味しい渋峠!




 この渋峠ライドで自分の中でロードバイクに対する気持ちが少し変わりました。

 いままで速く走りたいと思ったことは殆どありませんでした。グループライドでみんなから遅れても悪びれたそぶりひとつしないのがインナーロー教団の教えだったのですが・・・


 もっと遠くに行くために、速く走りたい


   余裕を持つために、速く走る体力が欲しい


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 まあ、それが空回りしたせいなのかつい先日落車したんですけどねwww

激突!子ノ権現の神様vs高山不動尊の激坂【仕掛けられた罠】

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 ヒルクライムに興味を持つようになると趣味趣向が分かれると言います。タイムを狙いたい人、獲得標高を稼ぎたい人、激坂を上りたい人、絶景を求める人など・・・子ノ権現に魅了されてしまった私は「坂のある絶景を求める人」に分類されるのかもしれません。

 そんなヒルクライム好きのローディに人気のスポットが都内からほど近い飯能エリアにはいくつかあります。


・ここからはじまるヒルクライム 山伏峠

・10%overへの挑戦 仁田山峠

・ひたすらにキツイ! 有間峠

・みんないらっしゃい 子ノ権現

・ラスボス 入ると死ぬ 鳥居観音(EXTRA STAGE)


 今回はそんな飯能エリアでも鳥居観音を除いた表世界最強とも悪名高い激坂スポットとして知られる高山不動尊に挑戦します。



kskさんがカッコイイ動画を撮ってくれました




 高山不動尊(常楽院)は千葉の成田不動、東京の高幡不動と並ぶ関東三大不動のひとつで、今回はこの参道を登ります。距離4.8km平均斜度9.1%と見かけ上は大したことのない坂スペックですがネット上では最終区間は20%が2km続くとか苦労坂のキツいところがずっととか子ノ権現3回分キツイなど悪評はなかなかのもの。

 いつかは行こうと思っていたのですがいつもウロウロしている名栗方面とは少し位置関係がズレていたり、個人的に奥武蔵グリーンラインは避けていたりと、有間峠以上に放置プレイしていました。今回はらいちさんの企画に便乗して挑戦することになりました。


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 飯能駅を出発して原市場のセブンで補給をしつつ、倉掛峠に向かいます。高山不動尊に到達する前に2個の峠を越えていくのでなるべく力をセーブしたいところですが・・・


Hvai-uJEれーやんさん、倉掛はアウターで行きましょう

5ZgP3cKbえ、やだよ何言ってるの?激坂だよ?


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 子ノ権現の食前酒としてよく通る倉掛峠ですが斜度は11~14%と中々のもの。距離が400mと短く峠というよりは坂のようなものなので渋々アウターローにしてヨイショヨイショと登ることに。


ガッシャーン

Hvai-uJEチェーン落ちた

5ZgP3cKbゼーハァゼーハァ(アウター縛り・・・アウター縛り・・・


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5ZgP3cKbハァハァ・・・・・・って、kskさんインナーじゃん(怒りの涙


 kskさんの見事な策略により脚を削られましたが、重いギアでのダンシングのいい練習になりました。全然休めてなかったけど。


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 左に行きたい衝動を抑えつつ右へ、奥武蔵グリーンラインに向かうので林道・平坂飛村線(通称:謎の林道・謎林)を越えていきます。顔振峠に向かう際に利用したことのある林道で、倉掛側から登る場合はそれなりに緩い峠です。


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 今日のメンバー(haraはらいちさん、syot小徳さん、_5L6u6zrまりおさん、juriじゅりさん、kassyKassyさん、Hvai-uJEkskさん)はみんな登れる人です。じゅりさんが午前中しか走れないという事で時間制限があります。私を筆頭に道中大きく遅れた場合は高山不動尊TTになりかねないので頑張ります。


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 Kassyさんは32Tスプロケを使用。ギアが大きくなると激坂を楽に登れるとか。うちの父も山に行くときは32Tに変えてたな・・・


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 はらいちさん、小徳さん、じゅりさんは軽々と登っていきます。3人とは今回お初でしたがスラっとした体型でクライマー向きな感じ。あっという間に体型別グループが形成されます。当然私は後ろのグループです。


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 約3kmで平均斜度は5.6%、一部10%近い斜度があるもののそれ以外は緩やかな走りやすい林道です。コレを超えると国道299号線に出ることができます。ちなみに299号側から登ると16%を超える激坂が待ち構えているのでご注意を。


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 299号線を少し西進すると顔振峠や高山不動尊の入口となる吾野駅付近に到着します。個人的にかなりハイペースで頑張ってきたので時間にかなり余裕があります。ここで補給をして高山不動尊へと挑みます。この日はかなり暑かったので飲むドリンクとぶっかけ水のダブルボトル体制です。ムリは禁物、暑・即・冷です。


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 激坂で休憩という狂いよう。。。


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 ここではじめましての方の愛車をパシャパシャ。はらいちさんのSCOTT、小徳さんのキャノンデール、じゅりさんのリドレー。


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 少し前の話ですが新車を検討した際に候補筆頭だったのがリドレーのフェニックスSLでした。形がかっこよかったのと山岳も行けて平地も行けてというオールラウンドなところに惹かれました。Kassyさんも次の新車はフェニックスSLらしいです。うーむ今見てもかっこいい・・・


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 299号を出てゆるゆる登ると高山不動尊への分岐点に到着。ここからが4.8kmの参道コースとなります。高山不動尊自体は中腹にあるのでそこで一旦休憩もありなのですが、その先の奥武蔵グリーンラインへの接続地点までがファイナルステージ20%大感謝祭らしいので、全員頂上まで登りきる気満々でスタートします。


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 序盤は6%くらいの斜度で緩やかに登っていきます。路面状態も悪くはありませんがあまりに緩い斜度が続くので不安になってきます。全体での平均斜度は9.1%なので、緩く登る距離が長ければ長いほど終盤が変態的な斜度になるからです。後で見直してみるとこの緩やかゾーンが2kmほど続いていて、全行程の実に半分近くがゆるふわ登坂だったのです。


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 ダラダラ登っていると前のメンバーとの距離が離れていきます。追いつこうとすると余計に体力を使うのでマイペースを維持します。伴走してくれている小徳さんはまるで脚に力が入っていないかのような軽やかなペダリングで6%の坂を登っていきます。パワーで踏み込んでいくkskさんとはまた違った筋肉の付き方なのでしょう(暫くふたりの筋肉を眺めてました(↑筋肉を2倍たのしめる写真)


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 いよいよ本番らしきコンクリート洗濯板ゾーンに突入!この舗装は子ノ権現や埼玉のラルプデュエズ(根性坂)でも見られますが基本的には斜度がきついというサインのようなもの。すかさずクランクをインナーに落として耐える走法に切り替えます。なぜならこの先あるとされる20%ゾーンへ脚力を溜めておく必要があるからです。

 kskさんはメカトラで一旦とまって後方へ、その隙(kskさんのアクションカムの死角)を狙って小徳さんがアタック!あっという間に見えなくなってしまいました。わずかに確認できたその姿は、と~るさんやスガロさんのような軽やかなダンシングに見えました。


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 いよいよ緑深くなり子ノ権現を髣髴とさせる光景ですが500mを平均14%程度の登りです。路面が悪く狭いですが斜度だけで比較すると表和田くらいの難易度でしょうか?ゴミが多く蛇行ができないので直進して登るしかありません。このとき3つめのヘアピンで左のビンディングが外れてしまいましたが何とかすぐに嵌めなおせた珍事が発生。自転車のメンテは入念にしてきましたがクリートのチェックを疎かにしており反省。そろそろ変え時のようです。


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 ヘアピン区間をやりすごして高山不動尊に到着、舗装はここからドーナツ模様になります。誰もいないのでもちろん休憩なしで進みます。


ガッチャーン


Hvai-uJEハマった!!

5ZgP3cKbぜーはーぜーはー(訳:怖くて後ろ向けない

 後で知ったことですがkskさんが舗装の溝にタイヤを取られて足つき。体力・精神的な足つきではなく怪我もなかったのですが斜度がきつくなるとバイクコントロールが難しくなるのでコース取りにも気を使う必要があります。特に蛇行する場合はハンドル切り返すときにバランスが崩れやすく思い通りのラインを描けないこともあるので注意が必要です。


 登り終わった小徳さんが様子を見に下って来ました。

syotここからファイナルステージです

5ZgP3cKbふぁい


 まるで発射台のような角度の道をノッソノッソと進んでいると、はらいちさんとじゅりさんの姿が。じゅりさんが熱中症になりかけたようで大事を取っての休憩。脚力的には全くもって余裕そうだったので流石は風張林道の女王様と呼ばれるだけあります。


juriくやしぃぃぃぃぃぃ

haraもうすぐゴールですよ

5ZgP3cKbぜーはーぜーはー(訳:はいよー


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 激坂に慣れすぎてしまったのか何なのかそれほど激烈なツラさを感じません。確かに斜度はキツイですがガーミンが仕事をしてくれないのでリアルタイムな斜度は解らず、ペダルを踏み込む感覚では子ノ権現ほどの負荷は感じずどこで子ノ権現級の斜度が現れるのかなぁと思いながら進んでいると。。。


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 ゴールしちゃった\(^o^)/


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子ノ権現のほうがキツかった


 いくつかのブログや人から聞いた情報から「高山不動尊は子ノ権現よりもかなりキツイらしい。倒せるかどうか不安だ。」と勝手に思い込んでしまったのでまさかの結果に動揺を隠せません。きっと子ノ権現を超える難所があるんだ、ビクビクわくわく・・・・・・してたらゴールしてしまったことによる虚無感。ツールドフランスの中継でゴール前スプリントが時間の都合でカットされて見れずに終わった、そんな感じ。

 ちなみに最終区間は約700mで平均斜度が14%と平凡な数値でした。キツさの感じ方は個人差があるので、これを読んでコイツ何言ってんだ?と思う方もいるかもしれませんがご容赦ください。


_5L6u6zr足つきなしゴール!!

kassy足つきなしでしたー!!

Hvai-uJE全然きつくなかったっすね

5ZgP3cKb2回も足つきしたのに?www

Hvai-uJEちょーくやしいwwwww

juriくやしい!!!!午後仕事じゃなかったら再チャレンジするのに!!kskさん!!またリベンジしましょう!!!!


 しおいんですけど風に言うと、高山不動尊 血の味指数:19.2

 kskさんとじゅりさんは悔しい思いをしましたが、ふたりの登坂力ならトラブルがなければ余裕で攻略できるでしょう。リベンジのときはぜひ「撮影班」として応援したいと思います。車で。


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 落ち込んだ体には染み渡る補給を、ということで顔振峠へと向かいます。久々の奥武蔵グリーンラインの本線ですが相変わらずこのアップダウンが苦手です。絶望です。なぜ平らに作らなかった。


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 顔振峠の茶屋でカキ氷を摂取。ところでカキ氷って補給になるんですかね?シロップの糖分と氷で水分補給程度?とりあえず腹には溜まらない感じです。


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 一旦奥武蔵グリーンラインを離脱、林道風影線をダウンヒルして吾野駅に戻ってきました。じゅりさんはこの後お仕事だそうでここでお別れです。仕事前に高山不動尊・・・いいね!私も仕事前に子ノ権現1発とかできたらいいな(午前半休ならいけるか!?)


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5ZgP3cKb小徳さんの太ももね、後ろから見てもボッコリ膨らんでてスゴイよ


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5ZgP3cKbポカーン( ゚д゚)

kassyパシャパシャ(ジャーナリスト魂

5ZgP3cKbkskさんのはどうよ?


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juri(●^皿^●)にまー・・・


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5ZgP3cKb(´・д・`)・・・ちょっとゾクッとした


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juriみなさんありがとうございました!

 太ももソムリエ女王様は無事電車にのって帰宅。お仕事おつかれさまです。

 この後のルートについてどうするか相談を始めます。高山不動尊の頂上では「もう鳥居観音もクリアできるんじゃね?」と暴言を吐いていたものの下界の蒸し暑さに萎えて行くことは却下。かといって先ほど下ってきた林道風影線を登り返して顔振峠に向かうのは嫌・・・


hara高山不動尊の分岐を右折すると奥武蔵グリーンラインに出れるみたいです。

5ZgP3cKbHvai-uJE_5L6u6zrkassyそれで


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 高山不動尊への分岐点を右に曲がって謎の林道へと向かいます。お昼が奥武蔵グリーンラインの向こう側なのでどこかしらを登らなければなりませんが、少なくとも高山不動尊と風影線よりもマシだと思い進みます。


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  舗装は綺麗で斜度もそれほどではありません。クルマは全く来ないどころか人の気配すらしないのでお喋りしながらマッタリ登ります。

 前に奥武蔵グリーンラインに行った際に顔振峠まで登ったのが林道風影線のルート。先ほど下った時のガーミン表示は16%・・・なるほどこれは私とぼんさんが発狂するわけです(当時の様子はぼんさんブログを参照)。あの時コースを引いてくれたとりにくさんはグリーンラインの脇林道を熟知しているので敢えてキツイところを登らせたに違いない!!と思っていました。この時までは


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haraえっと、ここを右ですね・・・


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 5ZgP3cKb何か嫌な線が見えるのですが


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5ZgP3cKb?!?!?!?


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5ZgP3cKbちょっとwwwなにこれwwwww 


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※Kassyさん撮影

 ミニ風張林道のような入口が我々をお出迎え。ウェルカム14%の洗礼を受け舗装はコンクリートになりました。これは遊んでいる場合じゃないと気を引き締めてペダルを回します。


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 恐る恐る進むと舗装は綺麗になって戻りますが斜度は10%あたりをウロウロ。


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  斜度が緩む区間はあるものの非常にツライ。気がつくと周囲に背の高い木々が無くなっていて炎天下にさらされます。水をかけて身体を冷やしますが斜度が容赦ないので一向に体温は下がりません。


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  視覚的にも容赦がありません。開けているので遥か上を通る道がはっきりと視認できて精神面を削りにかかります。眼下にはさっき通った道が見えてゾッとします。


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 頭上に見えるガードレールも目に毒です。登るのに必死でろくにガーミンを見ていませんが急なところは13%くらいをうろうろ。それ以上に直射日光で体力を削られていくので風景もあいまって風張林道を走っているのと似た気分になってきました。


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 はらいちさんと小徳さんは遥か前方へ、すぐ後ろにkskさんが続いてまりおさんとKassyさんが続きます。じゅりさんがいたらヒャッハー言いながら登るんだろうなぁとか色々考えてました。余計なこと考えていないとツラすぎて頭がおかしくなりそうです。


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5ZgP3cKbつ・・・ついた・・・

harasyotおつかれさまー


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5ZgP3cKbkskさんが言葉を失ってる\(^o^)/

Hvai-uJEクソすぎ・・・

_5L6u6zrこのまま崖を滑って降りたい・・・

kassy(無言)・・・

 完全に消耗して言語障害一歩手前にまで陥った一行。あ、はらいちさんと小徳さんはピンピンしてました。看板を見るとその名を「八徳入線林道」、なんと読むか分らなかったのでその難易度を称え「はち☆りん」と勝手に呼ぶことにしました。精神的にも肉体的にも高山不動尊よりも消耗してしまったのは完全に油断して心の準備ができていなかったのと直射日光という予想外の敵が理由でしょう。




 坂スペックを見てみると距離は3.4kmで平均斜度は9.6%とソコソコですが、上の写真にある右カーブまでは非常に緩やか、そこから先は距離2km平均斜度11%の世界。どうりでミニ風張林道のオーラを感じたわけです。予定外のルートでのできごとでしたが、おもいもよらない罠が奥武蔵グリーンラインには潜んでいました。


 偉い人がこんな言葉を残しています。

「奥武蔵グリーンラインに横から入ってく道は全部きつい」

 顔振峠へと至る風影線、この八徳線、高山不動尊や白石峠も私基準では全てキツイ坂道です。そんな中でも高山不動尊は短い距離を「えいや!」で登ってしまうからまだマシというのが、このあたりをうろうろしてみた私なりの感想でもあります。


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 はち☆りんを後にして向かったのは林道猿岩線。越生方面に向かってグリーンラインを離脱する林道ですがこの道も斜度10%が続きますが下りなのでどうという事はありません。この日のランチはここを下りきった先にあるということなので写真を撮りながらささっと下り・・・

 
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 ささっと下り・・・・・・


Hvai-uJEグレーチングー!!

5ZgP3cKbグレーチングー!!

Hvai-uJEうわぁぁぁぁぁ

5ZgP3cKbあーうー!

_5L6u6zrぎゃぁぁぁあ

kassyわぁぁぁぁあ

Hvai-uJEあー! わぁぁあああ!


 ゆっくり下らざるを得ないほどの悪路面!!穴が空いていたりデコボコしている上に落石や枝の多いこと多いこと。さらにハンドルをしっかり握っていないとバランスを崩すほどの斜度が続きハンドサインはせずに大きく声だしをしますが、次から次へと現れる障害物に対処しているうちに再び言語を忘れる一行。あ、はらいちさんと小徳さんは落ち着いていました。

 こうなると速度を出せば出すほど危険なのでヒルクライムのような速度で下っていきます。安全第一ですが折角のダウンヒルを快適に過ごせないのは個人的にはマイナスポイントです。しかも登り返すなんて考えたくないほどの斜度(常時10%超え)があるので一生この道をソロで登りにくることはないでしょう。


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 猿岩線を後にしてしばらく走ると本日の食事処 オクムサマルシェさんに到着しました。さすがときがわ・越生エリア、もちろんバイクラックがあり店内から監視できます。


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 店内は木の温かみを感じさせる作り。男子のみのライドなのにとんでもなく女子力高めのところに来てしまいました。


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 定番メニューらしい薬膳カレーを注文、カロリーが足りないので大盛りにしてもらいました。色々なエキスが隠されていそうでどんな味がするのか楽しみです。


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 うみゃー

 地元で採れた新鮮野菜を使用したカレーは風味も良くとてもまろやか。ルーはスープっぽくなく少しキーマのようでご飯とよく絡みます。ザ・肉!の真反対に位置するザ・野菜的カレーで女子力急上昇。このままヒルクライム力もパワーアップしたいところです。


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 梅ソーダなんてものもあったみたいでそれ以外にもコーヒーが自慢とのこと。


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 さらにご好意でスイカまで頂いてしまいました。スイカは水分補給には最適ですね。でもそれより味が先週ヴェルデで食べたスイカジェラートにそっくりだったのが気になって仕方ありませんでした。


unknown店員さん「水分補給にスイカをどうぞ~」

Hvai-uJEカブトムシみたいな野郎ですみません・・・

5ZgP3cKb_5L6u6zrkassyoceahara【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )




 落ち着いた雰囲気のお店なのでまたゆっくり来たいものです(水出しコーヒー、弓立山などのルートと組み合わせできそうです)。


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 もう山はいいやということで加藤牧場経由で帰ります。


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 飯能まで抜ける裏道の記憶がおぼろげだったのでスマホをナビとして使用。うん、スマホホルダーなくてもいいんじゃないかなこれで。マジックテープ有能すぎる。


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 蝉と蛙の声が入り乱れる、まさに日本の夏です。


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 Kassyさんは東飯能から輪行なのでここでお別れ。はらいちさんもここから自走で帰宅、小徳さんは家まですぐとのこと(羨ましい)。私は飯能の駅前までトランポで来たのでまりおさんとkskさんとともに飯能駅へ。明るいうちに駅まで戻ってくるのは健全ライドの証ですが体はヘトヘトです。


5ZgP3cKbいやーデスライドでしたなぁ

mimoあれれぇ?


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mimoあれれぇーー??


























~番外編【弓立ナイトデスライド】~


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 トワイライト、夕焼けに染まる赤い空。普段西のほうへ遊びにいくことが多い私は夕暮れ時は東に向かって夕焼けを背にしているので、夕焼けに向かって走るのはとても新鮮。これはまさにトワイライトライド、そしてこれからナイトライドへと移っていくわけです。


 みもりさん主催の「弓立山で花火を見ようライド」の始まりです。参加者はみもりさん、おーしゃんさん、じぱんぐさん、mukuさん。さっきのライドでも一緒だったkskさん、小徳さん。たまたまスタート時間に飯能にいたため私も混ぜてもらうことに。ただし既に脚は終わっていて山を登る体力は残っていなかったので、トランポ車の中に積んでおいた魔法の白い粉を飲んでドーピングを図ります。


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 白い粉を飲んだにもかかわらず脚の回りは悪いまま。kskさんは花火撮影用の機材(7kg)を背負っているので我々2人のペースがどうしても上がりませんが2000mUPした後だって言い訳になるよね?


oceaおーしゃんさん「さっき200km走ってきました」

5ZgP3cKbすみません私が甘えていました。

mimo弓立山までは平坦を走ります。時間に余裕があるので速度はゆっくりです。


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 夜の裏道をVOLT全開で走ります。時速35kmで。そして想像したとおりのゴルフ場ラッシュで私とkskさんの脚が悲鳴を上げます。

Hvai-uJE休憩はまだですか!?(懇願)


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 たった12kmで休憩www


mimoすぐ近くの鎌北湖は心霊スポットですよ~寄ります?

5ZgP3cKb寄ったら間違いなく花火が終わる(私の脚力では


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 裏道を抜けて県道30号線に出るとkskさんが前方へ加速していきます。ペースダウンを要求しているのかな?トレインの速度が少し遅くなり助かります。といっても30km/hですが


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 2度目の休憩を挟んで弓立山の入口に到着。ここからゲートまでは2kmで平均斜度9%、私の脚力では単純計算で登りきるのに30分以上かかるうえに山頂までの登山を考えると40分は必要ですが、登りはじめた時間は花火スタートまで30分を切っておりどう考えても間に合いません。

mimoあ、時間やばいですね!

 みもりさんがダンシングで夜の山に消えていきます。残された私とkskさん(背中に7kg)ですが、花火が終わるまでになんとしても登りきりたいので回らない脚を回してひたすらに強度を上げます。「これがみもりさん道場なのかぁぁぁ」と叫びながら脚を回し続けて結果何とか花火終了前には到着しました。1日に2回もデスライドはするもんじゃない。


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※等倍トリミングしました。

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※等倍トリミングしました。

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※等倍トリミングしました。

 肝心の花火ですが、75mmのレンズでは全然足りませんでした。70-200くらい持って来るべきでした。それにしても花火を上から眺めるのは新鮮です。弓立山は標高400mくらいあるので花火がかなり眼下に見えます。混雑した暑苦しいアスファルトの上から見上げているよりもいいかもしれませんね。ある程度の望遠レンズが必要ですけど。


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 星も都内よりは良く見えますが若干光害被り。堂平山まで行けばもう少し見れるのかなぁ?でもそうするとVOLT1600が欲しいし三脚の持ち運びは・・・と泥沼にはまりそうなので深く考えるのをやめておきます。


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 みんなで花火見れて良かったね!


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デスライドは1日1回まで!!!
神様との約束だよ。

ひまわりと激坂と尾根幹と【真夏の足もぎ祭り】

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 おなじみのkskさんがひまわりライドを企画しているらしく、その下見ライドにお邪魔することに。場所は武蔵村山というあまり馴染みの無い土地。どこよそれ?って感じですが、玉川上水のちょっと先あたりで、ひまわりを前面に押し出した観光誘致をしているらしく期待できます。いつものミラーレス一眼NEX-6を担いで、集合場所のパンパティへ向かいます。


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 実はパンパティが相模原以外にもあるとは知りませんでした。ここは立川のパンパティ、五日市街道をずーっと西に向かって立川街道を曲がったところにあります。



 地図だとこのあたり。武蔵境BCよりもさらに遠くにありますが相模原ほど遠くはありません。途中でお初のmukuさんと合流しつつ、集合場所に行くとすでに店内は大混雑。どこいってもパンパティは人気みたいです。


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 念願の定番アイテム「カレーパン」をゲット!具材が大きく食べ応えがあり、カレー自体も辛すぎず甘すぎず絶妙な味わい。ああこれはローディの朝食にピッタリだと思いました(毎日たべたい)。おなかが空いていたのでエビマヨ的なパンも摂取。序盤から完璧な補給をしてひまわり視察に望みます。

 今日はmukuさんとKassyさんがお初。お二人とも前日に風張林道を登っていたという坂バカさんです。しかもお二人とも足つきなしでクリアする実力の持ち主なので、底知れぬ体力と精神力を持っていそうです。


 そして、今回のスペシャルゲスト。

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 アーカンシェルを身にまとうmukuさんのご友人 サガン です。そしてその前を走るはスカイジャージを身にまとうフルームです。そして私、リッチーポート(BMCの乗り)3名が今日のライドを盛り上げます((


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5ZgP3cKbしっかしフルームのフレーム汚いなぁwww

Hvai-uJEほら、昨日かざ☆りん行って汚れたんですよ!疲れて洗えなかった

5ZgP3cKb2週間前の桃デスから洗ってないでしょwwww


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 アーカンシェルのサガンが駆るはグリーンのコルナゴ!意外にもコルナゴ乗りとご一緒するのは今回が始めてだったりします。サガンがコルナゴに乗っていたかどうかは知りませんが、脳内では終始キャノンデールに変換して眺めていました。マイヨヴェールらしい感じがいいじゃないですか!はやそう!




 今回のルートはkskさんが引いてくれましたが、なぜか百草園が入っていたりラストに尾根幹往復などかなり強度が高そうなご様子。幸い気温がそこまで高くなく風も涼しいので、適宜補給をしてガス欠にならないよう心がけることにします。


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 さくっとkskさんのお尻を眺めながら少し走ると突然ひまわりが視界に入ってきます。てっきり丘の上の公園とかあたり一面田んぼのど真ん中にあるとか想像していましたが、あまりに突然すぎて驚きます。


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5ZgP3cKbファーーーあたり一面ひまわりだ


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 青空をバックに映える黄色の花びらがまさに夏という気分になります。福井の田舎にも一面ひまわり畑があって子供の頃よく見に行きましたが、ここのひまわりも中々立派です。


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 そのうちドローンでも飛ばしかねない空撮中のkskさん。たぶん本番のライドでひまわりを前につぶやくカッコイイ台詞でも考えているのでしょう。


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 ひまわりといえば夏、夏といえば当然サイダー。というわけで夏を満喫すべく太陽とひまわりのもとブルーハワイを摂取します。


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 プシュッ!!シュワシュワ~~


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 いやー青春を感じさせるね!!(男ふたりでなにやってんだ)


Hvai-uJEれーやんさん、このビー玉をこうやって写真取るとこう!

5ZgP3cKbほう?なになに??


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5ZgP3cKbあらやだ、kskさんロマンチスト///


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 ひまわりといえば太陽の方を向いて追いかけることで有名ですが、実はその動きは成長途中だけのことで花を開いて成熟するとずっと東を向きっぱなしのことが多いようです。花言葉「私はあなただけを見つめる」も成長とともに変わってしまうのですね・・・




 場所はこの辺でした。本当に住宅街の隣に突然と現れるので事前にしっかり場所を把握してから行くことをオススメします。公園内には自転車が止められてシーズン中は警備のおじさんが見張っててくれますし、ひまわりの迷路なる中々面白いものもありましたよ。ただ、今年は7月の末日で既に枯れ始めている花もあったのでお早めに行った方がよさそうです。


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 ひまわり分を補給し、ろくにカロリーを消費していませんがはやくも次の補給ポイントあいす工房ヴェルデへ向かいます。以前からTLでスイカのジェラートが美味しいと聞いており楽しみにしていました。


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kassyKassyさん:思った以上にスイカですよwww

5ZgP3cKbなにこれ超スイカwwwwうまいwww

 ジェラートですが本当にスイカそのものを食べているような濃厚な味わいです。スイカバーの上位互換といった感じでしょうか、これは暑い夏には癖になりそうです。


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 わさびのアイス・・・?しかも奥多摩産。ミルクティーに至っては檜原村という何となくローディと縁がある地名が生産地のようです。そしてその中でひときわ輝く 枝豆 とはいったい何なのか・・・と気になっていたらkskさんが枝豆アイスを買っていました。

5ZgP3cKbけーすけさん枝豆くさいwww急に青臭い香りがwww

Hvai-uJE本当に枝豆!あ、これすごい!!

5ZgP3cKbあまりに枝豆くさくてビールの匂いまでしてきた、気がする

 枝豆の匂いで居酒屋工房ヴェルデになってしまったところで渋々クーラーの効いたお店をでて出発することに。


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 多摩川を渡り高幡不動を通過します。高幡という交差点のあたりから目の前に小高い山が視界に入り始めます。いよいよ程久保や百草園を擁する激坂王国に入っていくわけです。


kassy百草園の手前にガスト坂っていうのがあってそっちも中々すごいよ

5ZgP3cKbローディはなぜルートに無い激坂へ行こうとするのか!


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 きちゃった\(^o^)/


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 入口からして嫌な予感しかしないKassyさんオススメのガスト坂、川崎街道沿いのガスト近くにある有名な激坂で距離は600mほどとのこと。百草園の向かいにあるのでおそらくここも20%近い激坂なのでしょう。しおいんですけどで以前登場したのを読んだことがあるので、お腹のパピコが出そうになるほどの坂という認識はあります。


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5ZgP3cKb( ゚д゚)なんじゃこりゃwwwww

 左側に階段があるほどの激坂(おそらく20%を超えていると思われます)がウェルカムドリンクのごとく登場します。この先の連続S字コーナーの内側は子ノ権現には及ばないもののなかなかの斜度。


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 ※登坂後下山中に撮影(kskさんは狂気の2セット目)

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 ※登坂後下山中に撮影

 視覚的には面白いですが子ノ権現で遊びすぎた人たちにとっては単なる坂です。一種のアトラクションとして楽しめるスナック的な坂といえるかもしれません(※一般人感覚では非常にキツイ坂なのでご注意を)


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 S字区間を通過してからも13%くらいの斜度が続きます。最初が緩く最後がキツイ百草園とは真逆の斜度構成のようです。そのためいきなり激坂が登場して笑わせてもらった後は単調なところが個人的にはマイナスポイントです。


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 でも距離はお手頃なので家の裏にこんな坂があったら毎朝登っちゃいそうです。


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 続いて本命の百草園へ


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 百草園までは約400mとガスト坂よりもやや短め。序盤が緩い坂なので平均斜度はあまりアテになりません。左に大きく曲がる角を越えた先が20%を越える激坂区間です。


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 ここが問題の左カーブ。ここから先は笑いながら笑顔で登りましょう。


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※Kassyさん撮影

 坂バカ3人のヒルクライム画像をKassyさんが撮影してくれました。いやーこんな傾いたところ登るなんて本当にバカだわぁ


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 mukuさん初挑戦にして見事に百草園クリア!!1本目は車庫入れのクルマに通せんぼされて安全のため停止、すかさず2本目にチャレンジして見事勝利しました。歩行者やクルマが多いのでやむなく停車せざるを得ない場面がある百草園ですが、距離の短さと序盤の緩さもあって精神的に再チャレンジがしやすいのもGOODです。


 あ、kskさんはもちろんクリアしました(余裕の2本目も登ってました)

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 サガン選手も2本目を余裕でクリア!さすがはグランツールの選手、格が違う!登坂中も体幹が安定しておりまだまだ余力を残しているようです。本当にサガンのような走りでサガンにしか見えなくなってきました。


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※下山中に撮影

 百草園の激坂を何とか表現しようと思い、mukuさんにモデルになってもらいました。お顔は隠してありますがものすごい笑顔なのでこれならどんな坂に行っても平気だと思います。きっと次は子ノ権現に連れて行かれるのでしょうね・・・


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 さて、激坂でお腹いっぱいですが別のお腹はすいてきますので聖蹟桜ヶ丘駅方面に戻って昼食をとります。cafe GARDENという名前の小さな喫茶店のようなお店ですが目玉はハンバーガーです。我々が到着したときも満席で順番待ちをするほど人気店のようです。


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 サイクルラックもあり店内から監視できるのでローディにも優しいお店と言えるでしょう。ラックは最大6台は止められそうです。5台止めたところで雨が降ってきました。


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 この日は午後から局地的に雨が降る予報だったので想定はしていましたが、お昼待ちのときに降るとはラッキーでした。雨雲レーダーを見ると1時間後には晴れてその後は降らないようなのでゆっくり食事を取ります。


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 4種類のうち2つのハンバーガーを選ぶコースなので、チーズバーガーとファイヤーバーガーをチョイス。どちらもパティが本当に肉肉しいまさに牛肉!という感じに詰まっていて美味、ファイヤーバーガーのほうはソースが少し辛めでパンチがあるのが特徴。


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 挟んである具材は多すぎずほお張った時に零れないのはGOODポイント。ハンバーガーのほかにビュッフェのドリンクとサラダ、さらにはカレーライス(これも美味)とから揚げが食べ放題でボリュームには困らないでしょう。ロングライドの折り返し地点に欲しいくらいです。


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cafe GARDEN
http://cafe-garden.jp/



 雨は止んで青空が広がり、あっという間に路面が乾いていました。


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 濡れた車体を軽く拭き、いろは坂に向かいます。




 本家いろは坂と同様斜度はそこまででもなく、距離は700mほどと初心者向けの坂です。頂上までの標高差は50mなので百草園やガスト坂とほぼ同じ高さまで九十九折で斜度を緩めて登る感じです。kskさんが耳をすませばにハマっているようなので、映画のような写真を撮らなければと心に決めます。


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5ZgP3cKb登坂速度が遅すぎて先回り間に合わなかったwwwww


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 登りきると耳をすませばの景色が楽しめます(写真はmukuさんのBianchi)。向こうに見える雲が夏の映画のような空で素敵です。


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 更に進むとこれまた耳をすませばにも登場したロータリー交差点(ラウンドアバウト)があります。ツールドフランスなんかでよく見られる海外ではメジャーな環状交差点ですが日本では結構珍しいものでここは東京都認定第一号だそうです。


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5ZgP3cKbツールっぽいけど人数が足りない(あと50人くらい欲しい)


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 まだまだ坂は続きます。連光寺坂を西側から登ります。東側から登るよりも距離が短く斜度も緩やかに感じます。きつい事には変わりないんですけど。


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 Hil Topさん前の自販機で補給を済ませて尾根幹に向かいます。このあたりも耳をすませばの舞台らしいので、涼しくなったら耳をすませばライドなんかやると面白いかもしれません。


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 尾根幹へ向かうルートなのですがやけに下ります。かなり下っていきます。今回のルートは一部とりにくさんが引いたルートらしく尾根幹へのアプローチがわざわざバーミヤン坂の途中から入っていくという仕様に・・・登るためにわざわざ下るというゆるぽたにあるまじき行為に頭が痛くなります。


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 そしてたどり着いてしまったバーミヤン坂。実は矢野口側から尾根幹を走るのは今回が初めて。kskさんは尾根幹自体が始めてらしく後方から撮影をすると言い張り誰も坂をスタートしないで居るとサガンが痺れを切らしてスタート、以後折り返し地点までアーカンシェルを見ることはありませんでした・・・


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 先行したサガンを追おうとアタックしますが信号運にも見放され最後は脚が売り切れてズルズルのまま南多摩斎場入口まで到着。頑張りすぎると写真を撮っている余裕がなくなってしまいます。


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 相模原方面に抜けるにはここから尾根緑道に入っていきますが、今回はここを折り返し地点として戻るルートになっています。1着サガン、2着リッチーポート、3着フルームという結果に。


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Hvai-uJE今日はかざ☆りんの回復走だったのに・・・ハァハァ

5ZgP3cKb途中から心拍が180超えて疲れた・・・

saganそれは上がりすぎです

 サガンのあまりの余裕ぶりに驚きます。流石は世界最高の選手、アップダウンのあるコースが得意なのもうなづけます。しばらく待っていてもKassyさんとmukuさんが来ないなーと待っていると途中で力尽きたとのDMが。至急お迎えに向かいそのまま多摩川まで抜けて帰宅することに。


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 へとへとにはなるものの意外と元気、補給をしっかり取っていれば脚が売り切れてもすぐに回復してくれます。やはり今乗っているSLR01は前のフレームよりも体全体に蓄積される疲労感が少なく感じます。グランフォンド系のフレームではないもののロングライド向きの優しいフレームだと思います。

 ただし尾根幹に関しては元気良く回していると最後まで脚が持ちません。復路はスマホを南多摩斎場入口に忘れてしまったので、取りにいくのに付いてきてくれたkskさんと2人で先頭交代しながらフル加速して先行する3人を追いかけましたが、バーミヤン坂ダウンヒル後の登り返しで見事に脚が売り切れてしまいました。


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 週末ゆるぽたライダーの体力で尾根幹をブン回すこと自体がそもそも間違いなのかもしれませんが、自分に足りないものをまたひとつ感じさせるライドでもありました。残念ながら毎日ローラーしたりご飯の量を減らすことは難しいので、心肺能力を向上させるための本でも読んで半年後の自分に期待したい所存です。


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 デザート激坂も美味しく頂きました
荒サイ下流・飯能方面をウロウロ/ゆるーくヒルクラ/愛車はBMC/GLAYサンホラ/秋はF1/冬はスノボ/
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